疲れ2
疲労2
こんにちは。
トレーナーの弓野です。
毎日夜が寝苦しく朝スッキリ起きづらくなってきましたね。
途中目が覚めたときは水分補給を忘れないようにして下さい。
思っている以上に睡眠中は水分が失われています。
寝る前にもコップ一杯の水は忘れずにしましょう。
今日は疲労についての質問が多かったので前回の記事とは違うお話をします。
1 熱いお風呂に入ると疲れが倍増?
温泉で、熱いお湯にゆったり浸かり『いい湯だな』と思えば疲れも吹っ飛ぶような気がするかもしれませんが、実はこれが勘違いです。
熱い湯に入ると脳に快感物質が分泌されるため、疲労感が薄れることはあるでしょうが、本当のところは、むしろ余計に疲れています。
以前ある番組の企画で行った実験があります。
まずは温泉に行ったときのように、熱い湯に浸かってから一旦あがり、もう一度浸かります。
その後に血液中に現れる疲労も目安である『疲労因子』を測ったところ、その割合が高くなっていました。
これで湯上がりの身体が疲れていることが実証されました。
ではお風呂に入っても疲れはとれないのかと言えば、そうでもありません。
あくまで熱いお湯が疲れの原因になるということで、38°~40°のぬるぬるのお湯にゆっくり半身浴で浸かるようにすれば血流がよくなり、疲労回復効果も期待できます。
2乳酸は筋肉疲労の原因ではない
過去、乳酸は疲労物質のように考えられ、何十年もの間に渡って誤解されてきました。
筋肉を動かすときに、身体は酸素を燃やしてエネルギーを作り出し、それを使っています。
ただ、あまりにも激しい運動の場合、身体に対する酸素の供給が追いつかなくなります。
そこで酸素の代役として使われるのが、グリコーゲンやブドウ糖です。
それらがエネルギーに変わる過程で生まれるのが乳酸です。
その点で酸素欠乏の苦しいときに乳酸が出てくることから、いかにも乳酸がパフォーマンスを低下させ、疲労を起こすと考えられてきました。
つい数年前の医学書にも、乳酸が筋肉内に溜まると筋肉がうまく収縮できずに痛みや炎症が起こすと考えられてきました。
つい数年前の医学書にも、乳酸が筋肉に溜まると筋肉がうまく収縮できずに痛みや炎症が起こるとされ、乳酸は疲労物質だと記載されていたのです。
しかし、実は乳酸が増えるから身体が疲れるということはありません。
むしろ乳酸は、筋肉の細胞炎症を抑え修復を促す働きがあります。
また、最近の研究では、脳においても疲労回復のエネルギーとして使われていることが分かりました。
3 目の疲労感は、脳の疲れが引き起こす
パソコンなどで長時間仕事をすると、目に疲れを感じます。
しかし、眼精疲労は目自体に疲労が起きるわけでなく、やはり運動や仕事同様に自律神経の弊害により惹起されることが分かっています。
そもそも、動物が獲物を探すときのように、脳が緊張した交感神経優位に活動するときには、目は遠くを見るようにできています。
逆に、お母さん顔を見ながらおっぱいを飲む赤ちゃんのように、安心してリラックスしている副交感神経優位なときは、近くを見るようになっているのです。
ところが近年、パソコンなどで仕事をするとき、脳は緊張して交感神経優位に活動状態を保たなければいけないのに、目に対しては無理に副交感神経刺激を出して近くを見ることを求めるようになりました。
この矛盾が脳を混乱させるのです。
つまり、疲れるのは、脳が緊張状態にも関わらず無理に近くを見るように指示を出す自律神経なのです。
また、疲れは『老化』を促進します。
毎日のケアがカギになるでしょう。
その日の疲れをその日のうちにケアできれば細胞が修復され若さを保つアンチエイジングにつながります。
疲れを溜め込む前にコツコツできることから日常生活に取り入れていきましょう。
必ず変わっていきます。
arrowsでは自宅でのセルフケアのやり方や、身体が回復しやすいレシピなども指導させていただきます。
是非一度無料カウンセリングにお越しください。
Life is Beautiful・・・
それではまた。