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食べ方??一工夫??
1. 調理に一手間加えて食欲を高める 少量を盛り付ける 食欲がないときにたくさんの料理が目の前に並ぶのは、食事に義務感が出てプレッシャーになりやすいものです。少なめに盛り付け、食べきれるよう品数も少なくします。もっと食べられるようなら、次の料理を追加するようにします。 手でつまめるメニューをプラス 食具を使うのもおっくうになりがちです。ひと口大の小さなおにぎりや、海苔巻き、小さめのカステラやサンドイッチなど、手でつまめる料理を試してみるのもよいでしょう。 水分摂取を促す 食欲がないときは、脱水になりがちです6)。また脱水が原因で食欲が落ちることもあります7)。 味噌汁や野菜スープに手をつけられたら、他の料理にも手が伸びることもあります。意識して水分摂取を促すようにしましょう。また、汁物に加え、ゼリーやプリン、ヨーグルト、アイスクリーム、果物などを食べることでも水分を摂取できます。 このほか、香りや酸味を利用して食欲を刺激する、漬物などを添える、1品は味付けを濃くするなど味にアクセントをつける、食べやすいようにカットするなどといった工夫もおすすめです。 2. 環境を少し変えて食欲を高める 食事をする環境をいつもと変えてみましょう。 例えば家族や介護する方と、あるいは仲の良い人を招いて、楽しい雰囲気で一緒に食卓を囲むと食欲が高まることがあります。外食をするなど場所を変えてみるのもよいでしょう。 食事の際に音楽をかけてみる、盛り付けや味見など食事の準備を手伝ってもらい料理の音や香りを感じてもらう、料理の彩りを工夫する、ランチョンマットを暖色系や黄色など食欲を刺激する色に変えてみるなど、五感から食欲を刺激する工夫もおすすめです。 3. 食べられそうなものを予め準備する 食欲がないときは、喉越しが良く消化の良いもの、冷たくてさっぱりしたものなどが好まれます。おかゆ、雑炊、お茶づけ、うどんやそうめん、茶碗蒸し、プリン、ヨーグルト、ゼリー、柑橘系以外の果物、などは消化が良くておすすめです。 どんなものが食べられそうかをご本人にヒアリングし、食べたいときにすぐ食べられるよう、作り置きや冷凍保存などで常備しておくとよいでしょう。 食欲がないときは食べることを考えることさえ負担になります。ご本人にヒアリングする際には、「何か食べたいものはある?」というような広い質問でなく、「プリンとうどんならどっちが食べられそう?」など、答えやすいように質問を絞るとよいでしょう。カタログやチラシなどの絵や写真を見せながら「コレなら食べられそう?」と聞いてみるのもおすすめです。
それでは、また。
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