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夏の食事制限

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夏の食事制限はリスクが多い ダイエットというと食事制限をイメージする方も多いかもしれません。運動が苦手な方の中には「食事制限をメインでダイエットをがんばりたい」という方もいるでしょう。 しかし夏バテによって、他の季節よりも食欲が低下しがちな夏に食事制限を行うと、体調を崩してしまう可能性が高いです。ここからは、夏の食事制限で起こりやすいリスクについてご紹介します。 栄養失調 夏のダイエットで食事制限をするリスクの一つは、栄養失調です。 夏は暑さや湿気の多さが原因で、夏バテになってしまう方が少なくありません。夏バテで食事が十分に取れずに栄養不足になっているにもかかわらず、ダイエットで食事制限をしてしまうと、さらに栄養が不足するため、栄養失調に陥ってしまう可能性が高いです。 栄養失調になると、免疫力が低下して病気になりやすくなる他、頭痛などの体の不調を引き起こす可能性が高くなってしまいます。栄養が足りていない状態で運動をすると、熱中症になるリスクも高くなりやすいです。 また十分な栄養を取れずに、体を動かすのに必要なエネルギーが足りなくなると、エネルギーを確保するために筋肉が分解されてしまいます。すると、筋肉量が低下して基礎代謝が落ちてしまうので、痩せにくい体になってしまうでしょう。 脱水症状 脱水症状が現れることも、夏の食事制限に伴うリスクです。 人間は、必要な水分の半分程度を食事から取っています。そのため、食事制限を行うと、体に必要な水分が不足してしまいやすいです。汗をかきやすい夏は、食事制限を行っていなくても体の水分が不足してしまいがちなので、それに加えて食事制限を行うと、脱水症になるリスクがかなり高くなってしまうでしょう。脱水症によって引き起こされる症状はさまざまですが、主な症状には頭痛やめまい、倦怠感、悪心、痙攣などがあり、最悪の場合は命に関わることもあります。 また水分不足になると血液がドロドロになってしまうため、血行が悪化する原因にもなります。血行が悪化すると体が冷えるので、基礎代謝の低下にもつながりやすいです。加えて、体の各部位に必要な栄養が届きにくくなります。老廃物が蓄積しやすくなるため、むくみも出やすくなってしまうでしょう。 貧血 夏の食事制限には貧血のリスクもあります。 食事制限を行うと、赤血球中のヘモグロビンに存在する「鉄」や、血液を作り出す働きを持つ「ビタミンB12」や「葉酸」といった血液に関わっている栄養素も不足してしまいがちです。血液が十分に作れなくなり、酸素を全身に運べず、貧血になってしまう可能性が高くなるでしょう。 汗を多くかく夏は、汗とともに血液の生成に必要なビタミンやミネラルが排出されてしまうため、そもそも貧血になりやすいです。 貧血になると動悸や息切れ、倦怠感、めまい、ふらつき、頭痛などの症状が現れ、重症化すると失神してしまう恐れもあります。特に月経のある女性は貧血になりやすいので、十分注意しなければなりません。